くすみ、シミの原因、実は女性ホルモンの影響かもしれません! [女性ホルモン]
【不調④ 肌のくすみが気になる】
◆エストロゲンの低下で肌はくすんでしまう
紫外線対策や美白ケアをしているのに、肌のくすみが気になり
ファンデーションの色がワントーン暗くなるという人も多いようです。
その肌のくすみも、エストロゲン低下の影響かもしれません。
脳の下垂体、視床下部はエストロゲンの低下を察知して、エストロゲンを出させようと
性腺刺激ホルモンを分泌させ、近くにあるメラノサイト刺激ホルモンに影響を与え
メラニン色素を分泌する指令が出てしまいます。
メラニン色素はシミやくすみをつくる原因となる成分です。
くすみの予防には、女性ホルモンのバランスを安定させておくことが大事です。
ストレスや疲れは、卵巣機能を低下させ、くすみをつくる速度を早くさせるので
まずはストレス解消ケアを心がけましょう。
◆1日1000mg以上のビタミンCを!
積極的なくすみ対策には、新陳代謝を高めて、細胞の酸化を防ぐために
ビタミンCを摂ることが大切です。
くすみ、シミ対策のためには、ビタミンCは1日に1000mg以上は摂ってほしいです。
ビタミンCは熱や空気に弱く、ほうれん草を3分茹でただけでも約50%のビタミンCが
失われてしまいます。
ビタミンCはとてもデリケートなので、なるべく早く食べた方が良いです。
くすみ、シミ対策ではなく、1日に必要な栄養素としてなら、1日に100mg程度でOKです。
100mgを食品から摂るなら、イチゴ8粒(約160g)、みかん4個(約280g)、柿1個(約150g)
キウイ1.5個(約60g)、ブロッコリー1/3個強(約80g)です。
くすみ、シミ対策のためには、この10倍摂る必要があります。
食品だけでは難しいので、サプリメントを上手に組み合わせるといいでしょう。
ビタミンCは一度に大量に摂取しても、摂りすぎた分が尿として排出されてしまいます。
1日2~3回に分けて摂ることをおすすめします。
◆肌の透明感アップに蒸しタオル美容法
体が冷えて血流が悪くなると、顔色はくすんできます。
自分で冷えを自覚してなくても、内臓が冷えていることが多いです。
毎日お風呂で湯船に浸かり、冷たいものは控えましょう。
冬はもちろんですが、夏も冷房の効いた部屋にいることが多いと思いますので
体を温めることは大事です。
また、即効性のある「蒸しタオル美容」は血流が良くなり、肌の透明感を高めてくれます。
★透明感アップの蒸しタオル美容法★
①洗面器に、45℃くらいの少し熱めのお湯をはり
そこにお好みのアロマオイル(精油)を2~3滴たらす。
②①にタオルを浸して絞り、顔全体を包み込むようにあてる。
手のひらで優しく覆うようにすると、ポカポカして気持ちがいいですよ。
【不調⑤ シミが増えてきた】
◆シミにもエストロゲンが関係しています
紫外線は、シミ、色素沈着の原因のひとつですが
紫外線対策をしていても出てくるシミは、女性ホルモンの影響が考えられます。
エストロゲンは、卵巣の寿命にとともに誰もが低下していきます。
ストレスや過労も卵巣の寿命を速めてしまうのです。
くすみ、黒ずみと同様に、エストロゲンの低下 ⇒ 性腺刺激ホルモンの増加 ⇒ メラニン増加
という図式でシミが増えていきます 。
妊娠中にシミができやすいのも、妊娠を安全に継続させるために
性腺刺激ホルモンが増加し、メラノサイト刺激ホルモンを刺激するからです。
◆UVケアと代謝アップのビタミンを!
紫外線によって新陳代謝が低下すると、顔全体のシミが目立つようになってしまいます。
新陳代謝を高め、抗酸化作用を高めるビタミンCの補給が大事です。
ローズヒップなどの自然のビタミンCがおすすめです。
シミ対策なら、1日に1000mg以上は摂ってください。
ビタミンCと併せてビタミンE、B群、カルシウムも一緒にとると効果がアップします。
ビタミンEは血行をよくして細胞の酸化を防ぎ、代謝を活性化。
アーモンド・ゴマ・カボチャ・抹茶(粉)・オリーブオイルなどに含まれています。
ビタミンB群は、代謝を高め、肌荒れやむくみを防ぎます。
豚肉・レバー・アボカド・発芽玄米・バナナ・アスパラガスなどに含まれています。
カルシウムには、肌の抵抗力を高め、炎症を起こしにくくする働きがあります。
干しえび・豆腐・チーズ・納豆・海藻類・小魚などに含まれています。
どの栄養素も積極的に摂るようにしましょう。
◆美白化粧品でくすみ、シミのケアを!
女性ホルモン低下によるシミは、強い化粧品やピーリングを使うと刺激を受け
ますます濃くなります。
美白化粧品でのケアをし、肌の新陳代謝が高まる「美白マッサージ」「美白マスク」
などもおすすめです。
★美白マッサージ法★ (図がないのでわかりづらいですが…)
①両手の指先を軽く伸ばして、あごの下におく。
②軽く押しながら、耳の付け根まで移動させる。
③目の下(鼻の両脇)のほほ骨の下を沿うようにして、こめかみまで移動させる。
毎日のお手入れで、肌は変化していきます。
すぐに効果がないと、やる気もなくなってしまいますが、是非あきらめないで続けてみてください。
肌の乾燥が止まらない! その悩み、女性ホルモンが原因かもしれません! [女性ホルモン]
【不調③】 肌が乾燥してカサカサ
◆肌の水分量が減ってしまう原因
いつもと同じ化粧品を使っているのに、ある時から急に
肌がカサついてお化粧のノリが悪かったり、体が乾燥して荒れてしまったり・・・
肌の乾燥は“見た目年齢”に影響する問題です。
皮膚の細胞内水分量が低下すると、乾燥が起こります。
むくみは水分が細胞内になく細胞外にたまる状態なので
むくんでいるときは、肌が乾燥している状態なんです。
肌の奥の真皮部分にあるコラーゲン、ヒアルロン酸が減ると、
保湿力が低下して乾燥します。
コラーゲンとヒアルロン酸は、肌の弾力とハリのもとで
これらを維持しているのがエストロゲンです。
卵巣機能が低下して、エストロゲンの分泌が減るとコラーゲン、ヒアルロン酸を
保持できなくなり乾燥してします。
◆「乾燥ケア=卵巣ケア」!
ストレスは卵巣機能を低下させ、肌の乾燥を進ませてしまうそうです。
乾燥ケアは、卵巣ケアといっても過言ではありません。
冷え、ストレス、睡眠不足、不規則な生活に気をつけることが大事です。
体を内側からも外側からも温めるのが大事です。
ウォーキングなどの有酸素運動で代謝を高めたり、
湯船に浸かってじっくり汗を出すこともおすすめです。
食事では、ビタミンB群を多めに摂るようにしましょう。
◆紫外線対策は必須! 過剰な洗顔はNG!
現在の紫外線はとても強く、表皮だけでなく真皮にもダメージを与えます。
肌老化は年齢だけでなく、紫外線も大きく影響しています。
すっぴんで外に出ると肌は一気に老化、乾燥してしまうので
1年を通して、朝はしっかり保湿して、UVケアの日焼け止めを忘れずに!!
また、洗顔のし過ぎで肌の乾燥を招いてしまっていることも。
洗浄力の強すぎる洗顔料は汚れだけでなく、肌の潤い成分までも洗い流してしまいます。
クレンジングでメークを落としたら、ぬるま湯かやさしい洗顔料でサッと洗うだけで十分です。
洗顔後はすぐに化粧水、美容液、クリームなどを塗るようにしてください。
次回につづく・・・
毛穴の悩み、女性ホルモンが原因かも!? [女性ホルモン]
【不調②】 毛穴が目立つようになった
◆原因はエストロゲンの低下
毛穴が目立つのは、肌がたるんできた証拠かも・・・(;´Д`)
「昔はもっと持ち上がっていたのに…」と鏡の前でため息をつくことはありませんか?
それは、たるみが原因の「たるみ毛穴」かもしれません。
女性ホルモンのひとつ、エストロゲンは皮膚の弾力を保つコラーゲンやエラスチン、
水分量を保つヒアルロン酸などを維持する働きをもっています。
コラーゲンは肌の奥深くにある真皮の中を縦横無尽に走る「梁」のようなものです。
ヒアルロン酸が肌のみずみずしさを保つ一方で、コラーゲンが梁として
肌をリフトアップしてくれているのです。
エラスチンは梁であるコラーゲンに巻き付いて、強固に補強してくれています。
エストロゲンの低下によって、これらが少なくなると、肌の老化が進み、
潤い・弾力・ツヤがなくなり、たるみやシワができやすくなります。
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毛穴が目立つようになる
◆毛穴・肌のたるみには、コラーゲンを摂ろう!
コラーゲンが豊富な食材は、フカヒレ、鶏の手羽先、牛スジ、ウナギなどです。
低分子コラーゲンパウダーを毎日5000mg摂ることで、
肌のたるみや潤いアップに効果があるそうです。
化粧品では、たるみやシワにはレチノール(ビタミンA)入りのものがおすすめです。
◆顔と頭は一枚の皮でつながっている
頭皮を指の腹で軽く押してみて、パンパンに張っていたり、
プクプクと腫れているようなときは、ストレスがかかっていたり、頭皮がむくんでいる証拠です。
放っておくと、顔のたるみ→たるみ毛穴の原因になります。
シャンプーの時に簡単な頭皮マッサージを試してみましょう。
朝、1日の始まりに頭皮マッサージを行うと、顔のリフトアップにつながります。
次回につづく・・・
その肌荒れ、女性ホルモンが原因かもしれません! [女性ホルモン]
前回は、女性ホルモンについて簡単に説明しましたが、
ここからはよくある様々な不調を症状ごとに説明していきます。
【不調①】 肌荒れがなかなか治らない
◆女性ホルモンの分泌が低下し、コラーゲンも減少
肌の弾力を保っているコラーゲンは、女性ホルモンが低下することで少なくなるため、
肌に弾力がなくなり、乾燥してカサついてしまいます。
皮膚の弾力が失われることで、少しの刺激でも敏感に反応し
かゆみ・かぶれ・湿疹ができやすいのも女性ホルモンの低下が影響しています。
皮膚のいちばん外側にある角質層は、
毎日少しづつ剥がれて新しい表皮細胞が押し上げられます。
これがターンオーバーです。 皮膚はターンオーバーを繰り返して生まれ変わります。
女性ホルモンの分泌が低下して、新陳代謝がスムーズに行われなくなると、
ターンオーバーのサイクルが遅くなるので、角質層も厚くなります。
◆女性ホルモンの変化に合わせてケアしましょう
お肌のケア方法は、生理周期に合わせて行うと効果的!
生理期・・・肌がもっとも敏感な時期
赤みやかゆみ、かぶれなどが出やすいので、刺激を与えないことが大事。
マッサージやスクラブなどは肌に負担がかかるので避けた方が無難です。
この時期に新しい化粧品を試すのも控えた方がいいでしょう。
ハッピー期・・・肌が絶好調な時期
素肌の美しさを生かすメークが楽しめます。
新しい化粧品を試すのにも適した時期。
マッサージ、スクラブ、ピーリング、髪のカラーリング、パーマなど、
刺激のあるケアをするならこの時期が適しています。
ニュートラル期・・・まだ肌は安定している時期
マッサージやスクラブなどのケアもOK!
オイリー肌の人はPMS期が近づくにつれて、ニキビや吹き出物が出やすくなるので注意。
PMS期・・・ひと月の中で皮脂分泌がいちばん盛んな時期
さっぱり系のスキンケアをしましょう。 化粧水だけのケアはダメです!
やさしくクレンジングして、美容液やクリームで保湿はしっかりとしてください。
これを怠ると毛穴が開いてしまいます。
吹き出物対策には、たっぷりの睡眠と、ビタミンB、C、E、ミネラルを
たくさんとることも大事です。
◆肌荒れ対策のために気をつけたいこと
食事では皮膚や粘膜の健康を保って老化を防ぐβ-カロテン(ビタミンA)を
多くとるように心がけましょう。
ニンジン、ほうれん草、カボチャ、春菊、小松菜、セリ、ニラ、赤シソ、モロヘイヤなどの
緑黄色野菜に多く含まれています。
入浴で新陳代謝を高めることもおすすめです。
半身浴を20~30分行うことで、じんわり汗が出て新陳代謝を促します。
入浴時にゴシゴシ肌をこするのはNG!
肌の大事な油分をとってしまい、肌を傷つけてしまいます。
やさしくなでる程度で十分です。
次回に続く・・・
女性ホルモンのパワーを味方に美しくなろう! [女性ホルモン]
「キレイになりたい」「美しくなりたい」
女性なら誰もが願うことです。
そこで注目してほしいのが“女性ホルモン”です。
女性ホルモンの知識があると、不調の理由がわかり、対策も立てらるようになり
自分で上手にコントロールできるようになります。
体・肌・心を自分でコントロールできたら、すごいと思いませんか?
どんなにオシャレして着飾っても、不調があるとキレイに見えません。
肌や髪は、体や心の中を表しています。
小さな不調を体からのサインだと思って、放っておかないでください。
女性ホルモンの知識があれば、疲れ、冷え、生理痛、肩こり、イライラ、落ち込みなどの
不調解消やダイエット、美肌、美髪を目指すといった“美しさ”への希望も叶えられます。
女性ホルモンのことを知り、美しくキレイになりましょう!
Ⅰ.肌と髪に悩みはじめたら
もしかしたら、その悩みは女性ホルモンが原因かも!?
「素肌美人になりたい」「スタイル美人になりたい」
「不調をなんとかしたい」「いつまでも若くいたい」
女性なら誰でもこう思っているのではないでしょうか?
女性は、体も心も肌も、女性ホルモンの影響を受けています。
女性ホルモンのことを知り、攻略することで「キレイ」&「元気」になりたいですね。
◆女性ホルモンは2つの種類がある
女性ホルモンは“卵巣”から分泌されています。
卵巣から出ている女性ホルモンには2種類あり、
「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」です。
これらのホルモンは異なる働きをします。
エストロゲン(卵胞ホルモン)は、女性らしさをつくるホルモン。
妊娠に向けて、子宮内膜を厚くしたり、自律神経、感情の働き、皮膚、粘膜、骨
関節、筋肉、内臓、脳の働きにも大きく関わっています。
プロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠を助けるホルモン。
子宮内膜を妊娠しやすいようにやわらかくし、
妊娠しなければ子宮内膜を掃除する役割があります。
この2つの女性ホルモンは、妊娠・出産の準備のため以外にも
全身をめぐって毎月の月経や体調に大きく影響しています。
生理痛、生理不順、肩こり、疲労、冷え、むくみなど体の不調や
お肌をキレイにしたり、吹き出物ができたりといった肌の調子も女性ホルモンの影響です。
痩せにくい、太りやすい、イライラ、不眠、うつなどの心の症状にも
女性ホルモンが影響しています。
◆女性ホルモンを攻略するには?
私たち女性の体・心は、ひと月のサイクルでいろいろな変化が起きますが
それは女性ホルモンが生理周期に応じた働きをしているからです。
生理周期は「生理期」「ハッピー期」「ニュートラル期」「PMS期」に分かれます。
★生理期(生理開始1日目~7日目)
生理中は体も心も憂鬱。
体のリセット期間と考え、リラックスして過ごすことをおすすめします。
★ハッピー期(生理開始8日目~14日目)
生理後は、ひと月の中でもっとも安定してキレイな時期。
女性を美しくするエストロゲンがたくさん分泌され、体も心もウキウキな時期です。
★ニュートラル期(生理開始15日目~21日目)
心も体も穏やかで、安定して過ごせる時期。自分と向き合い内面を磨くのに最適な時期です。
★PMS期(生理開始22日目~28日目)
プロゲステロンが多く分泌され、体・心・肌が不安定になるPMS(月経前症候群)や、
便秘、イライラ、吹き出物などのトラブルが起こりやすい時期。
◆美肌・美髪ケアも女性ホルモンのサイクルに合わせて
女性ホルモンの変化や特徴を知ると、体や心だけでなく
肌リズムもわかるようになります。
女性ホルモンの波に合わせて、美肌・美髪ケアに役立てましょう。
①生理期
皮膚(頭皮)がもっとも敏感な時期。
ヒリヒリしたり、かゆくなったり、かぶれやすいので注意が必要。
②ハッピー期
ひと月の中で、もっとも肌がキレイで不調が少ない時期。
肌も髪もツヤがありメイクもバッチリ決まります。
③ニュートラル期
比較的、肌は落ち着いている時期。
PMSの時期が近づくにつれ、体調や肌状態も低下していきます。
④PMS期
皮脂分泌が過剰になり、ベタつき、テカリ、吹き出物が出やすく、
肌や頭皮のトラブルが起こりやすい時期。
※ここまでは女性ホルモンについてまとめてみました。
次回は、様々な悩み・症状ごとに説明していきます。
続けて読んでいただけるとうれしいです。
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